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ココナッツパワーのおはなし

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ニュージーランドのはるか北東の赤道近くに、プカプカ島とトケラウ島という小さな島がありました。
1700年代にイギリスから発見されましたが、そのずーっと前からポリネシア系の住民が生活を営んでいたそうです。

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この2つの島は、環礁といって珊瑚でできているため、昔から作物の栽培には適していませんでした。
育つ植物といえば、「いも」と「ココナッツ」など。
大陸から遠く離れたこの地域には3ヶ月に一度、ニュージーランドから定期船が来るくらいで、西洋文化との接点はほとんどありませんでした。

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彼らは朝からココナッツウォーターを飲み、スナック代わりにココナッツの実を食べて、料理はココナッツから搾った油を使って調理していました。また飼育されている鶏や豚もココナッツの食べ残しやくずを餌としていて、とても健康でした。

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彼らの生活にはココナッツはなくてはならないもので、カロリー源の多くをココナッツの飽和脂肪酸に頼っていました。プカプカ島の人々は、総エネルギー量の34%を、トケラウ島の人々は、なんと63%をココナッツ由来の脂肪から摂り入れていたのです。

(日本の総脂質の総エネルギーに占める割合は、30歳までは30%以内、それ以上は25%以内と推奨しています。)

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脂肪の過剰摂取は健康に悪いとされています。
しかし、プカプカ島とトケラウ島の住民全員の検査を行った結果、動脈硬化などの成人病は見られませんでした。

また脂肪の摂り過ぎの人に起こるホルモンバランスの歪みによる甲状腺機能不全なども見られませんでした。

ココナッツ由来の脂肪をたくさん摂取しているので、彼らはとても健康だったのです。

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その後、トケラウ島からニュージーランドへ移住した住民の約10年間に及ぶ追跡調査が行われました。

トケラウ島では健康だった住民も、西洋料理に慣れると、脂肪摂取量は大幅に減少しているのに、悪玉コレステロール値は上昇し、善玉値は大きく減少していました。